割包(カーポウ)のレシピサンプル

こちらは、作り方のサンプルです。
発酵種(中種)を使って作るレシピです。
粉はスーパーバイオレットを使用します。
材料の分量を記載してあるレシピは
レシピのカタログをご確認の上、
メールにてご請求ください。


=蒸しまんじゅうの生地の作り方(全蒸しまんじゅうレシピ共通)=

@
はじめに発酵種を作ります。発酵種の材料をボウルに入れて、
ゴムベラで混ぜます。所要時間は約1分。粉っぽくない程度に
混ざったらOKです。
使用する水は25〜30度程度のぬるめの水を使用してください。。

A
生地が混ぜ終わったら、乾燥しないようにラップをして、室温に置
いておきます。パンを作る時の中種と違ってとてもゆるく、すった
トロロ位の硬さになります。
(パンの中種と区別したいので、発酵種と呼んでいます。)
室温においておく時間の目安は、60分程度。
※冬場は室温が低くなるので、少し暖かい所で発酵させましょう。

B
ふくらんできて、表面にたくさんの気泡がぶつぶつと立ってくる様
になったら発酵種の出来上がりです。

C
左の写真は発酵が終わった発酵種の表面の様子です。

D
発酵種と後入れの材料を少し大きめのボウルに入れます。
この後捏ねる作業が入りますが、小さいボウルより、少し大きめ
のボウルを使った方が捏ねやすいです。

E
ゴムベラで切るように混ぜて、発酵種と後入れの材料をなじませ
て捏ねやすくします。(所要時間1〜2分程度)

F
ゴムベラで混ぜて捏ねやすくなったら、手で捏ね始めます。
「折りたたんで押す」という感じで生地を捏ねていきます。(あま
り難しく考えずにやりやすいように捏ねてみて下さい。)叩きつけ
たり、特殊な捏ね方をする必要はありません。少し手に吸い付い
てくる感じの生地ですが、捏ねにくいほどではありません。

G
丸くまとめると表面が滑らかな感じになる位になったら、捏ねは
終了です。(捏ねている時は表面がぶつぶつ割れて、捏ねあがっ
ていてもあまり滑らかには見えません。)捏ねる時間の目安は、
リズミカルに捏ねて5分程度。ゆっくり捏ねると10分位かかるかも
しれません。発酵種を作る時に発酵させているので、1次発酵は
ありません。すぐにそれぞれのレシピの成型を行います。

(1)
生地の材料と作り方は「蒸しまんじゅうの生地の作り方」参照。
薄く打ち粉(薄力粉・分量外)をふった台の上に捏ねあがった生地を取り
出し、4つに分割して丸くします。(1つ約50g)
パン生地の「丸め」とは違うので気を使う必要はありません。次の成型
のために、「丸くする」だけです。

(2)
丸めた生地を楕円形に整えます。

(3)
きれいな面を下にして、めん棒で横6cm縦12cm位の楕円形に伸ばし
ます。(大体で構いませんが、伸ばしすぎないようにしてください。)
パン生地とは違って伸びやすい生地で、めん棒をひと転がししただけで
ずいぶん伸びてしまうので、力を入れすぎないようにしましょう。

(4)
刷毛でごま油(分量外・適量)をぬります。
油を塗るのは、蒸した後にたたんだ部分がきれいにはがれるようにする
ためです。塗るのは半分でOK。

(5)
油を塗った面を中にして半分にたたみます。

(6)
クッキングシートの上に生地をのせ、室温で発酵させます。
時間の目安は30〜40分程度。
1.5〜2倍位にふくらんだら発酵完了です。

(7)
発酵終了時。具が入っている蒸しまんじゅうとは違い、見た目でも「お!
ひとまわりふくらんだな。」という感じがわかりやすいと思います。
発酵が終わったら、蒸気の上がったなべの上にのせ、強火で8分程度
蒸します。蒸している途中でふたを開けないようにしましょう。

(8)
蒸しあがった割包。折りたたんだ生地は手で簡単にはがれる様になって
いるので、生地を開いて中に好みの具をはさんで食べます。
この状態を見ていただけばわかると思うのですが、22cm程度の大きさ
の蒸し器で蒸す場合、手順(3)で生地を伸ばしすぎてしまうと、蒸しあ
がった時にくっついてしまう可能性があります。(蒸し器が大きければ、
少しくらい伸ばしすぎても大丈夫です。)

★ちょっとしたコメント★

 私がご紹介しているレシピは4個分です。3〜4人家族位で一度に食べ切れる量にしてあります。
 中には「もっとたくさん作りたい。」という方もいらっしゃると思うのですが、通常の家庭では大きな
 セイロや大きな蒸し器はないと思いますし、いっぺんに豚まんが8個も10個もできても食べ切れな
 くて困ってしまうと思ったので、基本の量を少なくしました。直径22cm程度の蒸し器で、一度に
 蒸せる位の量です。(セイロは24pのものを使用していますが、内径は21.5p程度です。)
 また、生地量が少なくホームベーカリーでは捏ねる事ができないため、手で捏ねるレシピになっ
 ています。

 蒸しまんじゅうのレシピを作る際は、必ず「分離型(お鍋の上に蒸し器部分をのせるタイプ)」の蒸
 し器を使用して下さい。沸騰して蒸気が上がっているところで蒸さなくてはいけないので、「一体
 型(鍋の中に穴の開いた仕切りをおいているタイプ)」で作ろうとする事は大変危険です。蒸気の
 たった蒸し器の中に生地を移動しようとすると、火傷や失敗につながる可能性があります。

 蒸しまんじゅうは蒸してから1時間以内が食べごろです。時間が経つほど硬くなってしまうので、
 できれば蒸したてを召し上がって下さい。時間が経ってしまった場合、蒸し直すと柔らかさが戻り
 ますが、やはり蒸したてが一番美味しいです。

★蒸し器について★

 蒸しまんじゅうのレシピの撮影は主にセイロで行っていますが、普通の蒸し器でも試作を行って
 います。
 セイロの場合は構造上「水はけが悪い」ということはありませんが、蒸し器を使う場合、蒸し器に
 よっては若干水はけが悪い場合があります。
 水はけが悪いと、蒸している途中でまんじゅうが蒸し器の底にたまった水分を吸ってしまい、下
 の部分がべたべたになる可能性があります。その場合、蒸し器より一回り小さな焼き網等を中
 に入れてその上に生地を置くと、下の部分がべたべたになるのを防げます。

 右の写真は、私が蒸し器を使う場合のセッティングです。
 直径26cmの重ね型の蒸し器の「蒸し器部分」に23.5cmの焼き
 網を入れて、その上に生地を置いています。
 (写真の蒸しまんじゅうは「花巻」です。)
 ※ 蒸し器で蒸した場合、蒸しあがった蒸しまんじゅうの一部が黄色っぽく生地が固まったように
   なって、生地にムラが出る場合があります。
   蒸し器の場合は余分な蒸気が逃げにくく、フタについた水滴が生地の上に落ちる事で、「黄色
   く膨らみの悪い部分」ができる様です。(水滴の落ちやすさは蒸し器の構造にもよります。)
   セイロの場合は余分な蒸気を適度に逃がす構造になっているので、そういう事はほとんど
   ありません。
   蒸し器を使う際は、できるだけ「生地の上に水滴が落ちないこと。」を心がけてください。
   フタを変えられるのであれば、平たいフタよりも丸みをおびたフタに(水滴がフタのふちの方に
   流れるので生地の上に落ちにくい。)、お湯を沸かしている時にフタを閉めているとフタに蒸気
   がついてしまうので「フタは蒸す時に置く。」、「(蒸し器の場合は)はじめは強火で、途中から
   中火にして蒸気を少し抑える。」など、生地の上に水滴が落ちない様に心がけてみて下さい。

★2倍の量を作る時★

 例えば、直径24cm程度のセイロを2段重ねて使用すれば、2倍の量(豚まんなら8個)を1度に蒸
 す事もできます。
 材料を倍にするだけで手順はほぼ変わりませんが、生地の量が倍になるので、捏ねる時間は
 基本の量よりも2分ほど多くかかると思います。(テスト済)
 ただし、セイロを重ねるのは2段までにしておいたほうが無難です。あまり重ねてしまうと上の方
 のセイロに強い蒸気が行かなくなって、うまく蒸せない可能性があるからです。

 ここでは「割包(カーポウ)」という中に具を挟んで食べる蒸しまんじゅうを紹介しましたが、豚肉の
 アンを包んだりアズキアンを包んだりといろいろ楽しめる生地です。せいろから湯気が立ち上る
 のはとっても温かな気分。冬にはぜひ作りたいレシピです。

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